ご結納の口上
“ご結納の儀”においては、おっしゃるべき形がございます。
・新郎側の家長:「≪例≫本日はお日柄もよろしく、結納のお品をお持ちしました。幾(いく)久しくお納めください」
・新婦側の家長:「≪例≫幾(いく)久しくお受けいたします」
たいへん簡単ではありますが、これですべてが整います。それぞれの家長様に覚えていただければと存じます。このあと、「この度は良縁を頂き、ありがとうございます」など、付け加えていただいてもよろしいですね。
反対に、控えられるべきことは、ご口上をおっしゃる前に「全員の自己紹介」をされることです。ご結納では15名様前後の席もありますので、皆さんの自己紹介を先にされると、お時間を要しますので、ご口上の厳正な重みが薄らいでしまいます。皆様それぞれのご紹介は、お食事をしながらがよろしいかと存じます。“ご結納の儀”自体は、ごく短時間で終わります。